⭐️健康ニュース⭐️ジュニア期のピッチャーに多い怪我
「野球肘」について☠️
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今回は前回ご紹介した「野球肩」に引き続き、
投球動作の反復で起こる肘関節障害「野球肘」についてです‼️
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野球肘は名前のごとく、野球によるスローイング動作、特に成長期の投手に多く発生するオーバーユース(使いすぎ)に起因し、投球側の肘の①内側、②外側、③肘頭に発生する投球時の疼痛が主症状であるスポーツ障害です。
徐々に発症する場合が多く、慢性化しやすいため肘の疼痛が出現したら注意を要します。
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特に成長期に骨が障害されるため、肘痛のみならず将来に禍根を残す骨変形をも合併します。現在、甲子園に出場する投手は肘のメディカルチェックが義務づけられ、
レントゲン検査など障害の程度によっては出場禁止にもなります。
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◎症状について◎
①内側型では明らかな肘内側の圧痛、腫張〈しゅちょう〉、
投球時の肘痛、肘の可動域制限、時に小指側のしびれ感が出現します。
②外側型では肘外側の疼痛に加え、ロッキング症状を呈することがあります。
③後方型では肘後方の圧痛、投球時痛、ロッキング(関節に鍵がかかった様に動かなくなる)症状を呈します。
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上記症状を踏まえてレントゲン、MRIなどで診断します。
10歳〜16歳頃の投手に好発します。
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治療としては、主原因であるオーバースローのピッチング動作の休止を徹底します。
また、投球後のアイシングを徹底します。骨変化が認められる場合は、
3ヵ月以上のスローイング動作の休止が必要で、
骨に変化をきたしている場合は、最低1-3年ぐらいの経過観察が必要です。
遊離骨片によって肘がロッキングしている場合は、骨片摘出手術が必要となります。
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疼痛発症初期に投球動作を休止しないと骨に変化をきたし、
結果的に数ヵ月から数年の投球禁止を余儀なくされます。
ただしランニングやバッティングは可能であり、ポジション変更の検討を要します。
成長期のため、骨端線を損傷する重症例では肘が外反(外側型)、内反肘(内側型)変形をきたします。
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当院では投球の頻度や日頃プレーするポジション、どのタイミングでどこが痛むか、
過去の怪我の既往歴はないか
といった問診をはじめ、投球動作や関節可動域の確認を行い、
必要に応じてレントゲンなどの画像診断を依頼し、
その結果を見て治療法を組み立てていきます。
初期の症状ですと、炎症を抑えて回復を早める超音波治療や、
周辺の筋肉の張りや神経の興奮を落ち着かせる鍼灸、ハイボルト治療などを行います。
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特に投球動作は全身を使って行う為、
股関節や足首など下半身や、背骨が硬くなって肘に症状が現れるケースも多いです。
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肘に痛みが無くても、ストレッチや筋肉のリフレッシュを日常的に行う事で
未然に防げる事が多いので、頻繁に投球を行う選手は定期的に身体のメンテナンスを行う様にしましょう。
また、幼少期は自分の身体の状態を把握できていない子がほとんどです。
保護者や指導者の方はお子様のコンディションについて気配りしてあげる事が
何より大切です‼️
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今回は投球動作の反復で起こる「野球肘」についての解説でした✨
スポーツにおける身体の症状でお悩みの方は是非一度当院にご相談下さい。
また、レントゲンなどの診察をしていただける地域医療機関3院とも提携しておりますので、そちらもお気軽にお問い合わせ下さい⭕️
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